大淵 環(おおぶち たまき)
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銀・ギラ・Ag
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身近な草花や昆虫を撮影している。自宅の庭では毎年いく種類かの花が咲き、茫茫雑草の陰で虫達は生まれて死ぬのに忙しい。鱗翅目はおよそ苦手で触れないのだが、カメラのレンズを通してみると不思議に愛おしい。植物と虫、ときどき雀やツバメと、私。そんなに大した違いはないように感じている。むしろ庭のいのちの営みは私に襟をたださせる。人が心を寄せようと寄せまいと、季節が巡れば彼らはせっせと生きて逝って咲いて枯れていく。
私達はなんとよく似ていることだろう。そんなことを思いながらゆっくりプリントを作っている。