モノクロ写真には沢山の調色の処方がある。調色の目的は画面の保護であり、また色調を変化させ写真の雰囲気を変えるものだった。紅茶で調色というのもあるが、こちらは保存性とは関係ない。またiron blue toningは画面保護にはならないと聞いているけれど、10数年の経過で今のところ褪色していないようだ。
以前はレディメイドの市販調色液を使っていたが、そういう商品も国内ではあまり見かけなくなった。最近は古い処方集をみながら単薬で調合している。印画紙との相性もあるし、うまく好みの色調が出せるととても嬉しい。
- old crescent (Nelson gold toner : ネルソン金調色)
- withered leaf (Nelson gold toner : ネルソン金調色)
- arisaema (sepia sulfide toner : 硫化セピア調色)
- hyacinth(sepia sulfide toner: 硫化セピア調色)
- her hands (black tea toning:紅茶調色)
- blue rose((iron ble + selenium toning:ブルー調色+セレニウム調色)
- ornithogalum(iron ble + selenium toning:ブルー調色+セレニウム調色)