about me

(プロフィール) 

北九州市在住。

991年頃、ロバート・メイプルソープ、イモージン・カニンガムなどの作品に

     刺激されて、写真を再開。         

tulipimage

1993年より北九州でグループ "SESSION展" に参加。

1998年  Three Persons Show  (Fraser Gallery / Washington D.C. USA) 

1999年  Florals /Unique Visions /15 photographic view 参加    

             (The Museum of Contemporary Art , Denver USA)

2000年  個展「In Bloom」(福岡Nikonギャラリー他)     

            「Black and White Photography Showcase the finest photography today 」      

             (Rockport Publishers USA ) 写真集掲載

2001年  個展「幻る」(アートスペース貘・福岡) 

2002年  個展「海王星の庭」(福岡美術館市民ギャラリー) 

2003年  個展「SOAVE」(アートスペース瑠璃・東京)

            「HANA-SHI ・花 師」写真展参加(アートスペース瑠璃・東京) 

2005年  「Cityscapes 孤独な都市風景」展参加(Art Photo Site Gallery・東京) 

            個展「Flora・Flora」(アートスペースタートルベイ・福岡)      

2006年~写真の古典技法による作品の制作を始める。

2007年  個展「Noir-ノアール」(珈琲美美・福岡)

2008年 プラチナ・パラジウムプリントにてONWARD’08 Juror Award 受賞

                                              (Philadelphia USA) 

2009年  個展「愛する花たちへ」(珈琲美美・福岡) 

2004年~2011年『銀・ギラ・Ag写真展』参加



白い花が好きだ。華やかな芍薬やダリア。野辺に慎ましく咲くドクダミや野ばら。勿論いろんな色の花を撮影するのだが、やはり花は白いものに惹かれる。

亡くなった祖母は白い椿が好きだった。毎年春まだ浅い頃、玄関には椿の一輪挿しが飾られていた。外はまだとても寒く、時にはみぞれや雪が降っていた。祖母が活けた白い侘助椿には、とりわけ厳しい佇まいを感じた。艶というより烈。しゃんと背筋を伸ばして春を待つ・・・それは祖母の生きる上での姿勢であったのかもしれない。

人と花にも出会いがあると思う。心持ちに見合う花に出会うのだと思う。 

私は、未だ私の白椿に出会っていない。

© Tamaki Obuchi 2013